【日時・会場】
平成29 年2 月12日(日) 時間:13:00~15:50 会場:第2会議室
医療格差、老老介護、看取りの場所問題、医師不足・・・社会の高齢化・人口減少という即効
的な対処法がないこれらの問題は、ただでさえ忙しい日常業務を激化させています。目の前に
ある仕事をただこなしていく毎日、それらをこなしていった先、私たちはどこへたどり着くで
しょうか?私達、総合診療医の専門性は何でしょうか?地域診断、多職種連携、PCM、緩和ケ
ア、救急、在宅医療、ドクターG的診断能力?離島で働く医師は、小さなコミュニティだから
できる有機的な連携、完結した世界が生み出す住民の連帯感や自主性の高さ、診療所で患者を
診るだけでなく地域の医学の専門家の一人としての振る舞いを習得し、総合的に地域をケアし
ています。島という環境で培った感性を活かして、どんな未来がきても、広い視野で自分だけ
の未来を照らす目標を作り、目標達成のために今何をできるのかをこのワークショップで見つ
けてみませんか?
【タイムスケジュール】本ワークショップは2 コマかけて開催されます。
ワークショップ 前半80 分:導入(アイスブレイク)⇨社会背景レクチャー⇨グループワーク1
ワークショップ 後半80 分:レクチャー2⇨グループワーク2⇨まとめ
■プロフィール
並木 宏文(なみき ひろふみ):公益社団法人地域医療振興協会与那国町診療所所長。長野県出
身。2006 年宮崎大学卒。2015 年より現職。近未来の離島医療、そして適応する医療人の姿を見
据えて、貪欲に向上させる技能(Art)発展する科学・技術(Science & Technology)変わ
らない人の思い(Humanity)の誠実な融合を目指し、あくまで“職能を持つ一人の地域住民”とし
て「支え、支えられる社会」のサポートに勤しむ。
平野 貴大(ひらの たかひろ):国民健康保険大間病院内科医長。青森県出身。2013 年自治医
科大学卒。2015 年より現職。200 年後にも地域が幸せに過ごせることを目指し、住民団体の活動
を幅広く支援。雪国で除雪作業とエクササイズを融合したジョセササイズの医療監修、青森県の
11 自主団体を集めた「青森サミット」主催など幅広く活躍
遠藤 健史(えんどう たけし):公立邑智病院総合診療科医長。島根県出身。2009 年自治医科
大学卒。2013 年から隠岐島前病院勤務を経て、2015 年より現職。役場、病院、社協、地域等を
広く巻き込んだ地域活動で活躍。最近は、地域にとって医療より切実な「サル・イノシシ対策」へ
の対策を目論む。
小林 只(こばやし ただし):弘前大学医学部附属病院総合診療部助教。埼玉県出身。2008 年
島根大学卒。2010 年から六ケ所村尾駮診療所勤務を経て、2014 年より現職。総合診療を基軸に
筋膜性疼痛の診断治療法の開発、ポケットエコーの開発・多職種への普及、大衆化される医療機器
の地域運用のためのプラットフォーム構築で活躍
問題)講師の共通点は何でしょうか?正解は、当日のお楽しみです。