在宅医療や多職種間連携の必要性が叫ばれて久しいが、この領域への新規参入には未だに
ハードルが高いと感じている医療従事者は少なくないと思われます。質の高いケアや無理
のない在宅医療を継続するには多職種間の顔の見える連携・助け合いが大切であります。
今回のワークショップでは訪問診療の入り口としての「退院前カンファレンス」や定期
的に行われる「サービス担当者会議」をテーマに多職種ワークショップを開催します。そ
れぞれに職種が持っている情報をお互いに共有することで、患者・家族を中心とした連帯
感が生まれ、モチベーションが高まることを体験して頂きたいと思います。
講師紹介
■稲福 徹也(いなふく てつや)
沖縄県出身、1986年北里大学卒、北里大学病院を中心に神経内科学を学ぶ、1997年沖
縄へ戻り、琉球大学地域医療部、浦添総合病院総合診療内科を経て、2009年浦添市で開
業、外来主体だが神経難病を中心に25人ほどの訪問診療を担当している。浦添市医師会
在宅医療ネットワーク所属、琉球大学医学部非常勤講師。
■大濵 篤(おおはま あつし) 沖縄県出身、1989年福岡大学卒、同年沖縄へ戻り、琉
球大学第一内科呼吸器内科、浦添総合病院、ハートライフ病院にて呼吸器内科、名嘉村ク
リニックにて在宅医療を学ぶ。2015年浦添市で開業、午前外来、午後訪問診療を担って
いる。浦添市在宅医療ネットワーク所属、浦添市医師会理事。
■喜納 美津男(きな みつお) 沖縄県出身、1988年琉球大学卒、大阪大学第一外科に
所属、済生会富田林病院、大阪府立羽曳野病院、国立泉北病院、清恵会病院で外科を学
ぶ。2000年に沖縄へ戻り、南部徳洲会病院外科、同救急・高気圧酸素治療部を経て2003年
那覇市首里で開業。外来診療と居宅介護支援事業、通所リハビリテーションなどの介護事
業を行いながら約60名の訪問診療を担当している。那覇市医師会在宅医療・介護担当理事。