プライマリ・ケア医に必要なうつ病・自殺予防の知識とスキル
                             一銀クリニック 城間功旬
  
      【日時・会場】
     平成29 年2 月12日(日) 時間:14:30~15:30 会場:ホール

     うつ病百万人の時代と言われて久しい。うつ病患者さんの8~9割はプライマリ・ケア医によ
    って診療されていると言われる。うつ病はプライマリ・ケア 医にとってcommon disease
    である。
     しかし、忙しいプライマリ・ケア医が限られた時間の中でうつ病を診断し・対応する事は、
    大変な事と思われる。一番の問題は、うつ病とは何かを理解できず、どう対応していいかわ
    からない事にあると思う。うつ病は何も得体のし れない扱いにくい疾患ではない。きちんと
    したうつ病の理解による知識・スキ ルを学習すれば、忙しいプライマリ・ケア医が限られた
    日常診療の時間の中で、 自信を持って診断・対応・トリアージする事は十分可能であると私
    は思う。
     また、それらの知識は、うつ病の患者さんだけに役立つのではなく、診療に 当たる全ての
    患者さんへの全人的医療に役立つ知識である。
     うつ病の知識は、全ての精神疾患の基本的な知識と言っても過言ではない。
     うつ病発症のメカニズム、迅速な診断、話しの聞き方・話し方、トリアージ 等について、
    私の30年余の臨床経験から培った「理解による必要最小限の知 識」で、うつ病への対応の
    仕方・スキルについてお伝えしたい。


   プロフィール
   1955年、那覇市生まれ。鳥取大学医学部卒業。
   1981年、沖縄県立中部病院研修後、久田病院勤務。
   1988年、一銀クリニック開設し現在に至る。
   2014年、拙書「心の処方箋」出版(2013年、沖縄タイムスにて連載)。
   2016年より、うつ病予防のためのブログ「心の処方箋〜うつ病予防の為に」 を、
   アメーバブログにて公開中。  http://ameblo.jp/utsu-yobo/